2026年7月のPCパーツ価格の定点観測を始めていきます。
6月は、GPUではRTX 5060 Ti 16GBが9万円台前半でほぼ動かない一方、RX 9060 XT 16GBやRX 9070 XT 16GBは週ごとに価格が上下する場面がありました。特に先月から観測対象に加えたRX 9070 XTは、一時的にRTX 5060 Tiより安い価格帯まで下がるなど、ゲーム性能重視でPCを組みたい人にとって見逃しにくい存在になっています。
メモリはDDR4が3万円前後、DDR5が5万円台後半でおおむね横ばい。SSDはNVMe SSDが高止まりしたままですが、SATA SSDや外付けSSDは月末に少し値下がりする動きも見られました。
この定点観測では、価格.comで毎週同じ検索条件を使い、その時点の最安価格を記録しています。厳密な同一製品の比較ではなく、「今この条件で探すといくらくらいかかるのか」をざっくり把握するための記録です。
7月も、GPU・メモリ・SSD・HDDの価格を毎週追いながら、相場の流れをゆるく見ていきます。
今回、定点観測するパーツ&検索条件
GPU:RTX 5060 Ti 16GB/RX 9060 XT 16GB/RX 9070 XT 16GB
メモリ:DDR4 32GB(DDR4-3200 16GB×2)/DDR5 32GB(DDR5-5600 16GB×2)
SSD:NVMe SSD 1TB/SATA SSD 1TB/外付けSSD 1TB
HDD:内蔵HDD 4TB/外付けHDD 4TB
※NVMe SSDは、2026年6月第2週から検索条件を「M.2 SSD」から「NVMe SSD」へ変更しています。M.2 SSDにはSATA接続の製品も含まれるため、観測対象に合わせて検索条件を見直しました。そのため、NVMe SSDの在庫数は過去分と単純比較しにくい場合があります。
2026年7月 第1週|価格状況
※価格は価格.comに掲載されている最安値を基準にしています。
※在庫数は価格.com上の掲載数を目安として記録しています(実在庫とは一致しない場合があります。
今週のひとこと考察
7月第1週は、GPUと一部のストレージが値下がりし、久しぶりに少し買いやすさを感じる週となりました。特にRX 9060 XT 16GBとRX 9070 XT 16GBの下落が目立っており、Radeon勢のコスパがかなり強く見える状況です。
GPUは、RTX 5060 Ti 16GBが91,980円で前週比±0円となりました。ここしばらく9万円台前半で横ばいが続いており、相場としてはかなり安定しています。一方、RX 9060 XT 16GBは51,980円で前週比2,820円の値下がりとなり、ついに5万円台前半まで下がりました。RTX 5060 Tiとの価格差は約4万円まで広がっており、価格重視でゲーム用PCを組むなら、かなり気になる位置です。
RX 9070 XT 16GBも87,800円で前週比5,000円の値下がりとなりました。6月第3週・第4週は92,800円まで戻していましたが、再び8万円台へ下がった形です。RTX 5060 Ti 16GBより4,000円以上安く、単純なゲーム性能を重視するなら、かなり魅力的な候補になっています。DLSSやAI用途、レイトレーシング性能まで含めるとGeForceを選ぶ理由は残りますが、「数年戦えるゲーム用PC」を考えるならRX 9070 XTは外しにくい存在です。
メモリは、DDR4 32GBが30,411円で前週比±0円、DDR5 32GBは57,970円で前週比126円の値上がりでした。どちらも実質的には横ばいと言える動きで、DDR4は3万円前後、DDR5は5万円台後半という価格帯が続いています。DDR5環境はまだメモリ代が重く感じますが、今週は大きく上がらなかっただけでもひと安心といったところでしょうか。
SSDは、NVMe SSD 1TBが22,400円で前週比±0円となり、高止まりが続いています。一方で、SATA SSD 1TBは17,980円、外付けSSD 1TBは14,800円となり、どちらも前週比1,000円の値下がりでした。SATA SSDと外付けSSDは少し買いやすい価格に戻ってきましたが、NVMe SSDだけは22,000円台で動かず、以前のような割安感はまだありません。
HDDは、内蔵4TBが19,580円で前週比400円の値下がり、外付けHDD 4TBが15,437円で前週比113円の値下がりでした。内蔵HDDは先月中旬に一時22,000円台まで上がっていましたが、今週は2万円を切る水準まで戻しています。外付けHDDも小幅に下がっており、保存用ストレージとしては今週も比較的安定した動きです。
全体としては、RTX 5060 Ti 16GBが横ばいのまま、RX 9060 XT 16GBとRX 9070 XT 16GBがしっかり値下がりしたことで、GPUの選択肢がよりはっきり分かれてきた週でした。コストを抑えたいならRX 9060 XT、性能を重視して長く使いたいならRX 9070 XT、DLSSやAI用途も重視するならRTX 5060 Tiと、それぞれの立ち位置がかなり見えやすくなっています。