みなさん、こんにちは!アラおじです。
今回、ラトックシステム株式会社様より製品提供のお話をいただいたので、「思い出変換レコーダー3 RS-AVREC3」のレビューをしていきます。RS-AVREC3はどういった商品か、どのようなことができるのかを解説していきますので、興味がある方はチェックしてみてください。
- 思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3とは?
- 思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3 スペック
- データ化に必要なもの
- 思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3 外観&付属品
- 思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3の使い方
- RS-AVREC3をゲームの録画で使う方法
- 思い出ビデオ変換レコーダーの種類は3種類ある
- 思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3を使ってみて
- まとめ
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3とは?
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3は、パソコンを使わずにVHSや8mmビデオ、ゲーム画面などを録画できる商品です。VHSや8mmビデオはしっかり保存しているつもりでも劣化が進み、最悪の場合見られなくなる可能性があります。しかし、1度デジタル化してしまえば劣化の心配がほとんどなく、いつでも気軽に映像を見られるのが魅力です。
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3があれば、昔撮っていた懐かしのビデオだけでなく、最新のゲーム機種などの録画もできるため、1台持っておくと便利です。
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3 スペック
スペックは以下のとおりです。
データ化に必要なもの
思い出ビデオ変換レコーダーの一番の売りであるVHSや8mmビデオをデジタル化するために必要なものは以下の4つです。
・思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3
・VHSデッキor8mmビデオカメラ
・RCAケーブル/コンポジットケーブル(赤白黄ケーブル)
・microSDカードorUSBメモリ(最大512GB)
microSDカードやUSBメモリは最大512GBまでとなっているので、用意する際はご注意ください。
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3 外観&付属品
外観
表面はメニューボタンや録画ボタンなどが付いています。
背面にはスピーカーが付いています。
側面は左から、USBポート・HDMI IN・HDMI OUT・AV IN・イヤホンジャック?microSDカードスロット・給電用USB Type-C・電源ボタンが付いています。
付属品
付属品は、リモコン・変換ケーブル・給電用ケーブル&アダプター・HDMIケーブルが付いていました。ここには映っていませんが、取扱説明書も入っています。
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3の使い方
ここからは、思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3の使い方を、実際に使ってみた画像とともに紹介します。
本章のキャプチャー画面の出典元は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊(©創通・サンライズ)」です。
今回使用したVHSデッキは東芝のARENAという機種です。VHSが再生できれば機種は問いません。
VHSデッキの背面の出力部分に赤白黄のRCAケーブルを差し込みます。差し込む際は赤は赤に白は白にといった具合に、同じ色のところに差し込みます。
VHSデッキに差し込んでいない方のプラグを付属の変換ケーブルに差し込みます。
思い出ビデオ変換レコーダー3の「AV IN」というところに変換ケーブルを差し込みます。左の黒いケーブルは給電用のUSB Type-Cケーブルです。充電仕様の機器なので、充電さえあれば、このケーブルはなくても使えます。
この画像では挿入していませんが、USB Type-Cポートの右側にmicroSDカードを挿入するか、一番右のUSBポートにUSBメモリを挿入すれば録画可能です。どちらも挿入していない場合は、映像を映すことはできても録画はできません。
本体のメニューボタンを推し、「ストレージの選択」から、microSDカードorUSBメモリを選択します。自動認識はされていなかったので、自動認識されると良いかなと思いました。
VHSデッキにVHSを入れ再生すると、思い出ビデオ変換レコーダー3に画像が映ります。もしここで、映像が映らない場合は「ビデオ入力設定」が間違っている可能性があるので、メニュー画面からAVに変更してみてください。HDMIで接続する場合はHDMI、RCAケーブルで接続する際はAVを選択すれば、映像が映るはずです。
画面左上にビデオカメラのアイコンがある場合は録画モード、カメラアイコンの場合はスクリーンショットモードとなっています。本体左側の「Mode」ボタンを押せば切り替わります。
録画したい場面で本体右下の赤い丸部分を押すと録画が始まります。録画をしているかどうかは画面左上に赤い丸が付いているかを確認しましょう。
スクリーンショットモードで本体右側の赤い丸を押すとスクリーンショットが保存できます。保存したデータは、本体内でも確認できますが、せっかくなので他のデバイスで確認してみましょう。
PCで確認してみました。PCモニターを直撮りしているので、ちょっと画像は荒いですが、自動でphotoとvideoというフォルダが作られており、スクリーンショットはphotoに、録画データはvideoフォルダに保存されています。
本体の日付設定をし忘れていたので、日付が2024年となっていますが、撮影日は2025年6月9日です。動画データをいくつか撮ってみましたが、どれもしっかり保存されていました。再生も問題なくできました。
スクリーンショットも問題はありません。
RS-AVREC3をゲームの録画で使う方法
ここからは、思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3をゲームの録画で使う方法を紹介。RS-AVREC3で録画する方法とOBS Studioを使って録画する方法を解説します。
本章のキャプチャー画面の出典元は「©CAPCOM(出典:モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.)」です。
RS-AVREC3で録画する方法
まずは配線から。HDMIポートは2種類あり、片方はIN、もう片方はOUTと書かれているので、IN側にゲーム機のHDMIを差し、OUT側にモニターのHDMIを差します。一番右のUSB Type-Cは電源供給用なので、ここでは関係ありません。今回は、Nintendo Switchで接続していますが、PS4やPS5、XBOXでも接続方法は変わりません。
しっかりと接続されると、RS-AVREC3のモニターにゲーム画面が映し出されます。ここで、録画ボタンを押すと録画が開始、もう1度押すと録画が停止されます。
もし、この時点で画面が映らない場合はビデオ入力設定が間違っているか、HDMIのIN/OUTが間違っている可能性があるので、確認してみてください。
モニター側にもしっかり出力されています。基本はモニター側でプレイし、録画したい場面がある時はRS-AVREC3で録画ボタンを押せばOKです。
RS-AVREC3でSDカードに録画した動画はこちら↓

RS-AVREC3で録画中の様子を映した動画はこちら↓

OBS Studioで録画する方法
OBS Studioはライブ配信や録画を行えるオープンソースソフトウェアです。使い方が簡単で無料で使えることから多くの人に利用されています。OBS Studioを使うには、パソコンにダウンロード・インストール必要があるので、公式サイトからダウンロードしておきましょう。調べれば使い方はたくさん出てくるので、詳しい使い方はここでは割愛します。
OBS Studioで録画する場合は、一番右の電源供給用のUSB Type-Cのケーブルを通信が可能なUSB-A to Cまたは、USB Type-C to Cケーブルを差し、パソコンと接続します。取扱説明書に市販のケーブルと書いてあったので、電源供給用のケーブルは使えないと思います。OBS Studioを使う場合は、1つケーブルを用意する必要があることを覚えておきましょう。
VHSでもゲーム機の直撮りでも触れませんでしたが、OBS Studioを使う場合は接続モードを切り替える必要があります。
メニューボタンを押して下の方にある接続モードを押すと、上記のような画面が出てくるので、一番下の「UVC接続モード」に切り替えてください。
次にOBS Studio側の設定です。OBS Studioは立ち上げた状態では上の画像のように真っ暗で何も映っていません。まずは、下部の赤枠の+部分を押し、その後出てくる画面で「映像キャプチャデバイス」を押してください。その後赤枠の上の部分にある青塗り部分をダブルクリックしてください。
青塗り部分をダブルクリックすると上記の画像が出てくるので、デバイス部分を「RS-AVREC3 UVC Camera」に変更しましょう。ここで、RS-AVREC3 UVC Cameraが出ていない場合は認識されていないので、配線や接続モードを見直してください。
先程の画面でデバイスをRS-AVREC3 UVC Cameraにするだけでも録画を開始できますが、音声が入らない時があるので、その時は下の方にある音声出力モードを「デスクトップ音声出力(WaveOut)」に変更してください。筆者も音声が入っていなくて慌てましたが、ここを変更したら音声が入るようになりました。
配線や設定が正しくできていれば、OBS Studioの画面にゲーム画面が映し出されます。あとは、右の赤枠部分を押せば録画ができます。録画を終了したい場合は、赤枠のところが録画終了に変わっているので、そこを押せばOKです。
キャプチャーボードの種類によっては遅延や遅延が発生することがありますが、RS-AVREC3では一切ありませんでした。
OBS Studioで録画した動画はこちら↓

思い出ビデオ変換レコーダーの種類は3種類ある
今回レビューさせていただいた商品は、「思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3」で、VHSや8mmビデオだけでなく、ゲーム機やPCの録画までできる最上位機種となります。ゲーム機やPCのキャプチャーボードとしても使えるものが欲しい方にはおすすめですが、VHSや8mmビデオだけでいいという方には機能を制限したものもありますので、用途に合わせて選んでください。
RS-AVREC1/RS-AVREC2はVHS・8mmビデオカメラに加えてカセットやレコードプレーヤーの録音も可能となっています。
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3を使ってみて
思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3を実際に使ってみて、こんなに簡単にVHSビデオをデジタル化できることに驚きました。現在自宅に眠っているアニメや映画はDVDやブルーレイをレンタルしたり購入したりする方が画質の面で優位ですが、8mmビデオカメラなどで撮影した映像はそういうわけにはいきません。
外部のサービスを利用すればデータ化できますが、この機器が1台あれば自宅で簡単に自分のペースでデジタル化できるので非常におすすめです。外部サービスへの委託は費用も日数もそれなりにかかるのがネックですが、これさえあればそういった煩わしさが全くないのが魅力に感じられました。
1つ気になったのは、付属のHDMIケーブルが太くて硬いということ。長さはちょうどいいと感じましたが、太さと硬さの関係で取り回しはややしづらい印象を受けました。もう少し取り回しのしやすいケーブルが付属してくれていたら、より使いやすくなるのかなと思います。
まとめ
今回は、ラトックシステム株式会社様よりお話をいただいた「思い出ビデオ変換レコーダー3 RS-AVREC3」をレビューさせていただきました。昔の思い出を自宅で手軽にデジタル化できるのは非常に便利ですね。VHSや8mmビデオを使っていた世代は限られると思いますが、興味がある方はぜひ今回ご紹介した商品をチェックしてみてください。